スペシャルティコーヒーとは

当店は、スペシャルティコーヒーの専門店です。

一番最初の投稿は、私の考えるスペシャルティコーヒーについてお話ししたいと思います。

コーヒー産業は、特徴によって、「コモディティコーヒー」と「スペシャルティコーヒー」の分野に分かれています。

スペシャルティコーヒーを最初に定義すると、高品質で味の良いもの、ですね。

実は結構定義は曖昧です笑。

しかしながら色々決定的な違いもあります。その一つに当然「味」。味を決める要素の一つに「産地」があります。コモディティコーヒーは、とにかく所謂「コーヒー」であればよく、品質はさほど問われていない。産地も、収穫時期も、精製方法も重視されていないのだ。

そして、これ重要!

ほとんどの人が考えるコーヒーというのは、コモディティコーヒーのことなんですよ!

熱帯かどこかわからない所で育って、苦いこともあるけど、効率よくカフェインを体に取り入れて、朝の頭にガソリンを注入するためのドリンク。それがコモディティコーヒー。

スペシャルティコーヒーとコモディティコーヒーは、生産や取引の面でも異なる点がたっくさんあります。そして当然ながら楽しみ方も全然違う!!まったく別の商品なんですよ!皆さんにまずはそれを知ってほしい!

スペシャルティコーヒーとコモディティコーヒーの世界の市場ですが、

スペシャルティコーヒー:世界のコーヒーの総生産量のうち、わずか1%!と言われています。スペシャルティコーヒーの価格は、先物取引所の値付けではなく、品質と希少性によって決まります。スペシャルティコーヒーの世界は、産地(ワインと一緒でテロワールという概念がある)の特性に合わせて品種を厳選し、多種多様な品種が栽培されています。コーヒーは朝、体に刺激を入れるガソリンではなく、ワインのように複雑で、ただ飲むだけではなく、「味わう」嗜好品なんですよ。

コモディティコーヒー:一次産品の取引市場です。アラビカ種はニューヨーク、ロブスタ種はロンドンの先物で扱われています。(アラビカ種とロブスタ種って種類が実はある。もっと複雑だけど)需要と供給のバランスによって値段も決まり、投資家によっても変動します。(通常は1ポンドあたりの米ドルで値付けあれています)コーヒーの品質や生産コストは考慮されていないので、コーヒーを作ってくれた人が生計を立てられるかどうかは関係ないのだ!


このブログではそんな深いスペシャリティコーヒーについて少しずつお話していきますね。

少しでも皆さんのおうち時間のお共に、そして、コーヒー1杯で少しでも幸せな時間を過ごせることを願って。