コーヒーを腐敗から守るヒーローの存在

コーヒーを淹れようとすると、コーヒーの粉が必要ですよね?みなさんはどうやって粉を調達してますか?

たぶんこのブログを読んでる人は、ご存じの通りコーヒーミルというのは、焙煎された豆を細かく挽いて粉状にする道具とご存じだと思います。

コーヒー屋さんに行ってコーヒーを買うと、プロが淹れ方に合わせて粉にしてくれるから、わざわざ自分で買わなくてもいいんじゃない?って思ってるそこのあなた!それは大きな間違い!!!

コーヒー入門者でもお通の方でもミルにはお金をかけてほしいの!

コーヒーミルにこだわるべきかどうか

ミルにこだわる理由その① 

豆の中の二酸化炭素は、コーヒーを腐敗から守る「ヒーロー」なのだ!

予め挽いた豆は日持ちがよくないんですよ!なんでかっていうと、豆から粉に粉砕することで、豆の中に含まれる二酸化炭素(CO2)が放出されてしまうんです。この二酸化炭素が重要!これがコーヒーにとっては天然の防腐剤になってるの。だから粉砕してヒーローを外に出してしまうと芳醇な香りが大気中に放出され一気に酸化してしまうんです。だから粉の状態だとものの数時間で香りと味が落ちて行ってしまうのだ。これがコーヒーは淹れる直前に粉にするのが良い理由です。

豆を挽いた瞬間、お部屋が至福の香りで包まれる!

この瞬間ね、この瞬間を一度味わってしまうと、もう缶コーヒーとか買えませんよ。香りが全然違うもん。コップに鼻近づけなくても、お部屋がアロマで包まれるもん。これを楽しむだけでも、手挽きでも、電動でも買って損はないかなーと思ってしまう。

ミルにこだわる理由その②

これは難易度が少し高くなるけど、豆の挽き具合を自分で調整できる!

コーヒーはドリップや、フレンチプレスなどの淹れ方によって粉のサイズを変えるともっと楽しめるんです。プロのバリスタも温度や気温に合わせてお店で何回も粉のサイズを変えているんですよー。

ちなみに、焼いて数日、挽いたばかりの粉でドリップをすると、お湯を注いだ時に二酸化炭素がどんどん出てきて、粉が膨らむんですよ。この膨らみが鮮度の証。粉は水分もよく吸収するので、味もよく出ます。ぜひおためしを!

①お湯入れる前。粉は20gを使用。
③お湯を入れて約37秒後
②お湯入れて31秒後、お湯を約30g投下→すごく膨らむ
④お湯をいれて約46秒後